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1.肺がんとは 2.症状 3.診断法 4.診断法

1.肺がんとは
肺ガンは気管、気管支、肺胞の細胞が正常の機能を失い、無秩序に増えることにより発生します。近年、ガンの発生と遺伝子の異常についての研究が進んでいますが、細胞がなぜガン化(無秩序に増える悪性の細胞に変わる)するのかまだ十分わかっていません。

ガンは気管支から肺胞までの内側の粘膜や分泌腺の細胞に発生しますが、近年世界的に増加傾向にあり、とくに日本では胃ガンを抜き、現在ではガンによる死亡原因の第一位となっています。初期のうちには自覚症状があまり出ないことから、発見時に手術可能なものは3分の1ほどだといわれています。

発症は、長期の喫煙者で40歳以降のいわゆる中年世代に多く、男性に多く見られます。原因としては、直接的なものは解明されていませんが、たばこ中のニコチン、タール、ベンツピレン、ニトロソアミンなどが発ガン物質であることがわかっています。また、自動車の排気ガス、遺伝子異常なども肺ガンの発生に関係があるようです。

肺ガンは、発生部位による症状により肺門ガンと肺野ガンに分類されています。また、組織型によっても分類されていて、それぞれ非小細胞ガンと小細胞ガンと呼ばれています。

2.症状
なかなか治りにくい咳や胸痛、呼吸時のぜーぜー音(喘鳴:ぜいめい)、息切れ、血痰、声のかれ(嗄声:させい)、顔や首のむくみなどが一般的症状です。扁平上皮がんや小細胞がんに多い肺門型の肺がんは、早期から咳、痰、血痰などの症状が出現しやすいものです。腺がんに多い肺野型の肺がんは、がんが小さいうちは症状が出にくい傾向があり、検診や人間ドック、高血圧などの他の病気で医療機関にかかっている時に見つかることが多くなっています。ときに転移病巣の症状、例えば脳転移による頭痛、骨転移による腰痛などの骨の痛みなどが最初の症状である場合もあります。また、胸痛があらわれることもありますが、これは肺がんが胸壁を侵したり、胸水がたまったりするためです。その他、肩こり、肩痛、背中の上部痛、肩から上腕にかけての痛みもまれにあります。他のがんと同様に肺がんでも、易疲労感、食欲不振、体重減少があらわれることがあります。

小細胞肺がんは種々のホルモンを産生します。そのため、まれに副腎皮質刺激ホルモンによるクッシング症候群と呼ばれる身体の中心部を主体とした肥満、満月のような丸い顔貌、全身の皮膚の色が黒くなる、血圧が高くなる、血糖値が高くなる、血液中のカリウム値が低くなるなどの症候があらわれることもあります。その他、まれに抗利尿ホルモンの産生による水利尿不全にともない、血液中のナトリウム値が低くなり、食欲不振などの消化器症状や神経症状・意識障害が出現することがあります。この他、大細胞がんでは、細胞の増殖を増やす因子の産生による白血球増多症や発熱、肝腫大などがあらわれることがあります。

このように肺がんの一般症状は、風邪などの症状と区別がつかないことが多いので、なかなか治りにくい咳、血痰、胸痛、喘鳴、息切れ、嗄声、発熱などを認める場合には医療機関の受診をお勧めします。喫煙歴のある40歳以上の人は、注意が必要です。

3.診断法
最初はX線による検査を行う。
胸部単純X線撮影、異常な陰影が写るかどうかを調べる。
喀痰検査で痰を採取し、ガン細胞の有無を調べる。
血液検査により腫瘍マーカーの有無を検査する。
気管支にファイバースコープを挿入して観察したり、組織を採取したりして検査する。
造影剤を注入して肺動脈を造影し、異常陰影と血管との関係を調べる。
同様に気管支動脈造影を行い、状態を調べる。

4.治療法
手術が確実な治療法。
治療法には外科療法、放射線療法、化学療法、免疫療法があり、単独で行う場合もあるが、早期ガン以外ではいくつか組み合わせて行うのが原則。


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